卓上型スチールハニカム定盤空気ばね式除振装置AETシリーズ
高性能な除振システムを集約した卓上型スチールハニカム定盤空気ばね式除振装置。
レーザ本体や周辺機器の小型化や光ファイバー技術の向上によって、光学実験にも以前ほど長い光路を必要としない場合が多くなってきました。明立精機では従来より卓上型除振装置を数多くシリーズ化しています。これとスチールハニカム定盤を組み合わせたAETシリーズは、小さな面積の光学実験に最適な除振装置です。
- パッシブ
- ハニカム
適用分野
- 顕微鏡システム
- 計測・計量機器
- 卓上タイプ
概要・特長
小規模の光学実験に最適です
小型ながらもスチールハカム定盤を採用し、定盤の剛性は万全。ミクロン以下の光軸のずれを解消しました。
上面タップはM6×25mmマトリクスで標準加工。また上面板材質はSUS430、マグネットスタンドの使用にも対応。もちろん除振システムは実証済みの高性能。全ての機構はコンパクトに収納されています。
使用状況に応じて選べる4タイプを用意
自動レベル維持機構式のSタイプ
空気ばねに自動レベル維持機構を付加。搭載機器の載せ替えや移動でばねシステムに対する荷重に変化が生じても定盤は常に水平に保たれます。0.35~0.70MPaの空気源に常時接続し、内蔵の減圧弁で減圧して使用します。
手動レベル調整式のNタイプ
Nタイプには付属の手押しポンプで空気を供給し、定盤の水平を維持する方式を採用。初めて使用する人にも簡単で、しかも1度セットすれば1~2週間は空気の供給は不要です。空気源のない部屋での使用や設置場所を頻繁に変更する場合には便利です。
クランプ機構付きのCタイプ
搭載盤を固定するクランプ機構付。従来のように搭載盤を完全に固定する機械式クランプに替え、空気ばねのばね定数を高めることによって搭載盤の動きを拘束するソフトクランプを採用。
搭載可能質量をアップしたH(高荷重)タイプ追加
より重量のある搭載機器に対応するため、搭載可能質量200kg仕様を新たにラインアップ。
(サイズ0405については搭載可能質量100kg)
仕様
- 主な仕様
- H(高荷重)タイプ仕様
項目/型式 | AET-0405 | AET-0506 | AET-0605 | AET-0806 | AET-1007 | |
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固有振動数 | 2.5~2.7Hz | |||||
除振方式 | 特殊ダイヤフラム型空気ばね | |||||
制振方式 | オリフィスによるエアーダンピング | |||||
搭載可能質量(kg) | 60 | 80 | ||||
定盤寸法WxD(mm) | 430×530 | 530×630 | 630×530 | 800×600 | 1000×750 | |
定盤厚さ(mm) | 50 | |||||
上面タップ加工 | M6×25mmマトリクス | |||||
機体寸法 | 430×530 | 530×630 | 630×530 | 800×600 | 1000×750 | |
機体質量(kg) | 30 | 39 | 39 | 50 | 72 | |
標準付属品 |
Sタイプ:ウレタンチューブΦ6×3m、配管継手(PT1/4オス)×1 Nタイプ:手押しポンプ、ムシドライバー |
項目/型式 | AET-0405S-H | AET-0506S-H | AET-0605S-H | AET-0806S-H | AET-1007S-H | |
---|---|---|---|---|---|---|
固有振動数 | 2.7±0.3Hz | |||||
除振方式 | 標準タイプに同じ | |||||
制振方式 | ||||||
搭載可能 | 100 | 200 | ||||
定盤寸法(mm) | 標準タイプに同じ | |||||
上面タップ加工 | ||||||
機体寸法(mm) | ||||||
機体質量(kg) | 30 | 50 | 50 | 63 | 82 | |
標準 | ウレタンチューブΦ6×3m、配管継手(PT1/4オス)×1 |
H(高荷重)タイプはSタイプ(自動レベル維持機構式)のみとなります。
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この製品についてのお問い合わせ
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この製品に関するよくあるご質問(FAQ)
- K4とK5の違いについて教えてください。
- ハニカム定盤の平面度を教えて下さい。
- ハニカム定盤に標準で加工してあります上面のタップ加工について教えて下さい。
- 定盤または架台が磁性を帯びてしまうと実験・測定に影響が出てしまうのですが対策はありますか?
- 除振システムを使う際に、設備として除振システムの他に何が必要ですか?
- 除振システムと搭載機器を設置するには、どのような場所が適していますか?
- パッシブ除振システムの空気消費量はどのくらいですか?コンプレッサーのタンク容量はどの程度必要ですか?
- 搭載盤が全然浮上しません。
- 搭載盤が傾いて浮上します/部分的に浮上しません。
- 除振システムから空気が漏れているようです。修理は可能ですか?
- 窒素ボンベの窒素が減るのが早い気がするのですが?/コンプレッサーが頻繁に回る気がするのですが?
- 手押しポンプを失くしてしまったのですが?
- 自動レベル維持センサーの復帰精度を教えてください。