デスク型空気ばね式除振装置ADZ-Aシリーズ
コストパフォーマンス、除振性能、操作性を高次元で統合したニューモデル
多くの納入実績をもつADZシリーズ。そこに流れる設計思想を継承し、お客様の要望の1つ1つに新たな解答をプラスしたフルモデルチェンジ型です。除振性能のさらなる向上、作業の快適性を大幅に改善、より大きな搭載盤サイズの追加、搭載機器の操作性を向上させる豊富なオプション群。これらが相まって搭載機器の種類や使用場所を選ばない、ハイコストパフォーマンスな除振装置を実現しました。
- パッシブ
適用分野
- 顕微鏡システム
- 計測・計量機器
- デスクタイプ
概要・特長
垂直、水平方向ともに優れた除振性能
長い歴史と多数の納入実績がある薄型ダイヤフラム型空気ばねと、新採用の防振ゴムにより垂直・水平両方向の除振性能を強化。その上優れたコストパフォーマンスを誇ります。
ユーザーの視点から考えられたデザイン
オフィスでの使用にもマッチする清潔感のあるカラーと洗練された外観。より快適な作業性を追及したユーザーフレンドリーなデザイン。多様化する搭載機器に 対応するためサイズ3種類を用意しました。また制御系や光源のためにコンセントタップ(2P×1E、4個口)およびウレタン製アームレスト(マグネット着 脱式・右記写真参照)が標準で付属されます。
豊富なオプション群をラインアップ
クリーンルームでの設置や、除振スペースの有効な利用のため、操作性を向上させるさまざまなオプション群を用意しています。
搭載盤にはスチールハニカム光学定盤を採用
高剛性・軽量かつ高いダンピング性能を誇るスチールハニカム光学定盤を採用。上面板材質は着磁性ステンレスSUS430。塗装はがれがなく、マグネットスタンドを使用できます。(上面タップ、貫通穴など用途に応じた加工も可能です。別途お問合わせ下さい。)
仕様
- 主な仕様
項目/型式 | ADZ-A0806 | ADZ-A1007 | ADZ-A1207 |
---|---|---|---|
固有振動数 |
垂直:1.2~1.5Hz 水平:1.2~1.5Hz |
垂直:1.5~1.8Hz 水平:1.5~1.8Hz | |
除振方式 | 垂直:ダイヤフラム型空気ばね 水平:防振ゴム | ||
制振方式 | オリフィスによるエアーダンピング | ||
レベル維持方式 | 自動レベル維持機構により自動的に水平を椎持 | ||
定盤寸法(mm) | 800×600×t50 | 1000×750×t50 | 1200×750×t50 |
定盤材質 | スチールハニカム:上面板 着磁性ステンレス SUS430 5t 下面板 SS400 3.2t | ||
機体高さ(mm) | 750 | ||
機体寸法(mm) | 900×700 | 1100×850 | 1300×850 |
機体質量(kg) | 110 | 145 | 165 |
搭載可能質量(kg) | 200 | 250 | 300 |
供給空気圧(MPa) | 0.35~0.70(フィルター付減圧弁付属) |
※高重心の搭載物に対応可能です。別途お問合わせ下さい。(搭載物質量と重心位置をお教え下さい。)
オプション
袖板:L、R
作業スペース、周辺機器の設置スペースを拡張できます。本体側面の左右に取付可能、幅は250mm。
上面袖板:UL、UR
搭載盤を跨ぐように取付けます。搭載盤には直接触れていないため除振性能を損ないません。左右方向の任意の場所で使用できます。250mm。
棚板:T
架台下部に収納スペースを確保することができます。
モニタースタンド:M
モニター固定部はVESA規格(ネジピッチ75×75mmおよび100×100mm)に準拠。高さおよび角度の調整が可能です。除振装置の右奥または左奥に取り付け可能。
クリ-ンルームセンサー:CS
排気エアーを、適切な場所に排出するためのドレンチューブを接続可能。クリーンルーム内で安心して除振装置を使用できます。(レベル維持センサーをクリーンルーム仕様のセンサーへ変更して納品いたします。)
石ハニカム定盤:GH
上面板材質に、耐腐食性に優れたグラナイトを採用したハニカム構造定盤。
オプション
項目/型式 | ADZ-A0806 | ADZ-A1007 | ADZ-A1207 |
---|---|---|---|
袖板:L・R | 250×700 | 250×850 | |
上面袖板:UL・UR | 250×700 | 250×850 | |
棚板:T | 760×315 | 960×390 | 1160×390 |
モニタースタンド:M | VESA規格に準拠(取付ピッチ75×75及び100×100) | ||
クリーンルームセンサー:CS | 集中排気ポート付き | ||
石ハニカム定盤:GH | 上面板グラナイト・スチールハニカムコア・下面板SS400 |
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この製品についてのお問い合わせ
技術仕様や価格など、製品に関するお問い合わせは、こちらのメールフォームにて承っております。また、右記のお電話でも承っております。お気軽にご連絡ください。
この製品に関するよくあるご質問(FAQ)
- クリーンルームで使用する予定ですが、センサーからの排気が心配です。
- 定盤または架台が磁性を帯びてしまうと実験・測定に影響が出てしまうのですが対策はありますか?
- 除振システムを使う際に、設備として除振システムの他に何が必要ですか?
- 除振システムと搭載機器を設置するには、どのような場所が適していますか?
- 除振システムの架台に装置部品を取り付けたいのですが、架台にタップ加工はできますか?
- パッシブ除振システムの空気消費量はどのくらいですか?コンプレッサーのタンク容量はどの程度必要ですか?
- 搭載盤が全然浮上しません。
- 搭載盤が傾いて浮上します/部分的に浮上しません。
- 除振システムから空気が漏れているようです。修理は可能ですか?
- 窒素ボンベの窒素が減るのが早い気がするのですが?/コンプレッサーが頻繁に回る気がするのですが?
- 自動レベル維持センサーの復帰精度を教えてください。